(このページ内の記事一覧)
・北海道・興部町風力発電所が、故障による運営困難から稼動停止が決定・英国の2010年の風力発電能力は、洋上・陸上の合計で5GWに到達したとのこと
・清水建設・ユーラスエナジー・東大などが、震度7・最大瞬間風速60m・十数mの波にも耐えられる洋上風力発電システムを開発したとのこと
・Vestas社が世界で人員2,335人を削減する方針、OECD国の経済鈍化などを受けて1億5,000万ユーロ以上のコスト削減を図る
・北海道室蘭市の「祝津風力発電施設」による年間売電収入は3,000万円超、維持管理経費は700~800万円
・北海道で生まれた高性能風車「山田風車」を紹介している「毎日新聞」の記事
・飯塚市の方が設置した自家発電設備(太陽光発電+風力発電)について解説している「西日本新聞」の記事
・西日本の電力会社6社が、電力の相互融通による風力発電の導入拡大で合意、まずは北陸・四国電力から中部・関西電力への送電を検討
・三重県津市が「久居榊原風力発電」での直営風車4基を売却予定、故障で赤字化が見込まれるため
・矢野経済研究所が国内パワコン市場に関する調査結果を発表、風力発電向けは目立った需要無し
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北海道・興部町で運営されていた風力発電所が、故障による運営困難から、稼動を停止することが決定したとのこと。
(ニュース記事)
・風力発電コスト高、モニュメントに(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00047.htm
・北海道の風力発電所、10年で廃止…コスト重荷(同上)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T00227.htm
・風力発電廃止、維持管理費重く…有数の適地で(同上)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T01095.htm
上記URL先ページによると、この発電所の概要は
・完成時期:2001年
・風車の数:1基
・建設費用:約1億9,000万円
・NEDO:約半額
・興部町:約5,000万円
を負担した。
というもの。
しかし、約9年半の運営での収支は
・売電収入:計6,170万円
・維持管理費:同6,430万円
と均衡した状況で、2010年秋には部品が破損し、興部町では修理費(約4,000万円)が賄えないことから、稼動停止が決定されたとのことです。
(1つめの記事では、町企画財政課の
・「長期的に見た場合、コスト面で運転再開は困難」
とのコメントが紹介されている)
また町では今後、この風車を固定して、モニュメントにする予定とのことです。
運営2年目ながらも黒字となっている北海道室蘭市の「祝津風力発電施設」と対照的な状況に、自然環境に大きく影響される風力発電の難しさが強く感じられます。
せっかくの施設を単なるモニュメントにしてしまうのは勿体無く、経済的にはもうどうしようもない、というのが非常に残念です。
(維持管理費を、もうちょっとどうにか低減できなかったのだろうか)
※参考サイト・ページ
・[1]興部町(ウィキペディア)
(ニュース記事)
・風力発電コスト高、モニュメントに(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00047.htm
・北海道の風力発電所、10年で廃止…コスト重荷(同上)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T00227.htm
・風力発電廃止、維持管理費重く…有数の適地で(同上)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T01095.htm
上記URL先ページによると、この発電所の概要は
・完成時期:2001年
・風車の数:1基
・建設費用:約1億9,000万円
・NEDO:約半額
・興部町:約5,000万円
を負担した。
というもの。
しかし、約9年半の運営での収支は
・売電収入:計6,170万円
・維持管理費:同6,430万円
と均衡した状況で、2010年秋には部品が破損し、興部町では修理費(約4,000万円)が賄えないことから、稼動停止が決定されたとのことです。
(1つめの記事では、町企画財政課の
・「長期的に見た場合、コスト面で運転再開は困難」
とのコメントが紹介されている)
また町では今後、この風車を固定して、モニュメントにする予定とのことです。
運営2年目ながらも黒字となっている北海道室蘭市の「祝津風力発電施設」と対照的な状況に、自然環境に大きく影響される風力発電の難しさが強く感じられます。
せっかくの施設を単なるモニュメントにしてしまうのは勿体無く、経済的にはもうどうしようもない、というのが非常に残念です。
(維持管理費を、もうちょっとどうにか低減できなかったのだろうか)
※参考サイト・ページ
・[1]興部町(ウィキペディア)
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英国の「Department of Energy & Climate Change」のChris Huhne大臣が、同国内の再生可能エネルギーに関する調査結果を公表したとのこと。
(ニュース記事)
・イギリス、再生可能エネルギーの経済効果で投資額が25億ポンドに(EICネット)
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&oversea=1&serial=26430
上記URL先ページによると、英国での再生可能エネルギー消費量は
・2008年:42.6TWh
・2010年:54TWh(全消費エネルギーの3.3%相当)
と推移。
そして風力発電については、
・発電能力:
2010年は、洋上・陸上の合計で5GWに到達。
・発電電力量:
・2008年:7TWh
・2010年:10.2TWh
との数字が紹介されています。
再生可能エネルギーに対する関心が高まっている一方で、1国での事例とはいえ、エネルギー消費量において再生可能エネルギーが占める割合がごく低水準に留まっている(加えて、伸びもさほど大きくない)ことは、やはり現実として受け止める必要がある、と感じます。
※参考サイト・ページ
・[1]Department of Energy & Climate Change
http://www.decc.gov.uk/
※当ブログの関連記事:
・英国政府が2020年までに、洋上風力発電開発に1億2,000万ポンドを投資する計画(2009/07/17)
・英国のエネルギー・気候変動省が、陸上風力発電に10億ポンド(約1,550億円)以上を融資する計画(2009/07/29)
・英「新・再生可能エネルギーセンター」が、洋上風力タービン翼(100m規模)の試験施設を建設予定(2009/12/27)
・英国の大規模洋上風力発電が抱える問題点を解説している「ウォールストリートジャーナル」の記事(2010/04/25)
・英国で300MWの洋上風力発電所「Thanet Offshore Wind Farm」が完成(2010/09/26)
(ニュース記事)
・イギリス、再生可能エネルギーの経済効果で投資額が25億ポンドに(EICネット)
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&oversea=1&serial=26430
上記URL先ページによると、英国での再生可能エネルギー消費量は
・2008年:42.6TWh
・2010年:54TWh(全消費エネルギーの3.3%相当)
と推移。
そして風力発電については、
・発電能力:
2010年は、洋上・陸上の合計で5GWに到達。
・発電電力量:
・2008年:7TWh
・2010年:10.2TWh
との数字が紹介されています。
再生可能エネルギーに対する関心が高まっている一方で、1国での事例とはいえ、エネルギー消費量において再生可能エネルギーが占める割合がごく低水準に留まっている(加えて、伸びもさほど大きくない)ことは、やはり現実として受け止める必要がある、と感じます。
※参考サイト・ページ
・[1]Department of Energy & Climate Change
http://www.decc.gov.uk/
※当ブログの関連記事:
・英国政府が2020年までに、洋上風力発電開発に1億2,000万ポンドを投資する計画(2009/07/17)
・英国のエネルギー・気候変動省が、陸上風力発電に10億ポンド(約1,550億円)以上を融資する計画(2009/07/29)
・英「新・再生可能エネルギーセンター」が、洋上風力タービン翼(100m規模)の試験施設を建設予定(2009/12/27)
・英国の大規模洋上風力発電が抱える問題点を解説している「ウォールストリートジャーナル」の記事(2010/04/25)
・英国で300MWの洋上風力発電所「Thanet Offshore Wind Farm」が完成(2010/09/26)
・清水建設
・ユーラスエナジーホールディングス
・東京大学
等が、地震・台風に対する耐久性が高い洋上風力発電システムを開発したとのこと。
(ニュース記事)
・震度7・風速60mでもOKの洋上風力発電(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120110-OYT1T00177.htm
上記URL先ページによると、システムの概要は、
・主な特徴:
超高層ビルの設計に用いられる、最先端の解析技術を活用。
富士重工業の協力により、
・風車
・土台部分
を一体的に設計しており、日本の大地震や台風に耐えられる構造を実現している。
(※従来の洋上風力発電では、
・風車:陸上用と同じもの
・土台部分:風車に合わせて設計
との方式が一般的)
・耐久性:
・地震:震度7まで
・台風:最大瞬間風速60mまで
・波の高さ:十数mまで
・建設可能な海域:
・水深:約20mまで
・海域:沖合約10kmまで
(日本では、
・静岡県沖の遠州灘
等、適地が多い)
等となっています。
ただし当記事の作成時点では、清水建設・ユーラスエナジー・東京大学・富士重工業の各サイトで、この件に関する情報を見つけることができませんでした。
東日本大震災の発生時には、茨城県・神栖市の洋上風力発電設備が、5mの津波でもほぼ無傷でフル稼働したとのことですが、今回開発された技術は、更に大きい規模の地震・津波などに対する備え、という意図・意味もあるんでしょうか。
いつ実際の設備に適用される予定なのかは、今回の記事では残念ながら分かりませんが、日本の環境に耐えうる風力発電として、早期の実用化を強く期待したいです。
※参考サイト・ページ
・[1]清水建設
http://www.shimz.co.jp/
・[2]ユーラスエナジー
http://www.eurus-energy.com/
・[3]富士重工業
http://www.fhi.co.jp/
・[4]遠州灘(ウィキペディア)
※当ブログの関連記事:
・茨城県・神栖市の外海洋上風力発電設備が、震災後も24時間のフル稼働を継続中(2011/04/10)
・ユーラスエナジーホールディングス
・東京大学
等が、地震・台風に対する耐久性が高い洋上風力発電システムを開発したとのこと。
(ニュース記事)
・震度7・風速60mでもOKの洋上風力発電(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120110-OYT1T00177.htm
上記URL先ページによると、システムの概要は、
・主な特徴:
超高層ビルの設計に用いられる、最先端の解析技術を活用。
富士重工業の協力により、
・風車
・土台部分
を一体的に設計しており、日本の大地震や台風に耐えられる構造を実現している。
(※従来の洋上風力発電では、
・風車:陸上用と同じもの
・土台部分:風車に合わせて設計
との方式が一般的)
・耐久性:
・地震:震度7まで
・台風:最大瞬間風速60mまで
・波の高さ:十数mまで
・建設可能な海域:
・水深:約20mまで
・海域:沖合約10kmまで
(日本では、
・静岡県沖の遠州灘
等、適地が多い)
等となっています。
ただし当記事の作成時点では、清水建設・ユーラスエナジー・東京大学・富士重工業の各サイトで、この件に関する情報を見つけることができませんでした。
東日本大震災の発生時には、茨城県・神栖市の洋上風力発電設備が、5mの津波でもほぼ無傷でフル稼働したとのことですが、今回開発された技術は、更に大きい規模の地震・津波などに対する備え、という意図・意味もあるんでしょうか。
いつ実際の設備に適用される予定なのかは、今回の記事では残念ながら分かりませんが、日本の環境に耐えうる風力発電として、早期の実用化を強く期待したいです。
※参考サイト・ページ
・[1]清水建設
http://www.shimz.co.jp/
・[2]ユーラスエナジー
http://www.eurus-energy.com/
・[3]富士重工業
http://www.fhi.co.jp/
・[4]遠州灘(ウィキペディア)
※当ブログの関連記事:
・茨城県・神栖市の外海洋上風力発電設備が、震災後も24時間のフル稼働を継続中(2011/04/10)
デンマークのVestas社が、大幅な人員削減を行う方針とのこと。
(ニュース記事)
・風力発電のベスタス、2335人削減へ-米国で1600人追加カットも(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXOFG11A1I4H01.html
(Vestas社のサイト内ページ)
・Vestas reorganises to increase customer focus and earnings and to reduce investments required for future growth
http://www.vestas.com/en/media/news/news-display.aspx?action=3&NewsID=2987
上記URL先ページによると、方針の概要は
・背景:
コストを削減し、市場環境の変化への対応能力向上を図る。
(外部要因では特に、OECD国の経済鈍化が影響)
・目標:2012年末までに1億5,000万ユーロ以上のコスト削減
・人員削減:
・解雇予定の人数:2,335人(うちデンマークは1,300人)
雇用形態別の内訳は、
・hourly-paid employees:735人(同550人)
・saralied employees:1,600人(同750人)
(※解雇実施後のVestas社の従業員数は、世界全体で20,400人(うちデンマークは5,300人)となる)
・その他:
米国で税控除措置が失効した場合、更に1,600人を、2012年内に削減する可能性がある。
等となっています。
その他にVestas社では、世界市場の変化に対応するため、
・Turbines
・Global Solutions & Services
・Finences
・Saleses
・Manufactures
の各分野を担当する5人のvice presidentを新たに置く等の組織再編を行い、特に2つのコア事業(「Turbines」と「Global Solutions & Services」)を強化する方針とのことです。
個人的には、解雇予定人数のうちデンマークが半分以上を占めているというのが、まず目に付きましたが、Vestas社としては各地域の市場環境への対応能力を高めるため、本国以外に自社の機能を分散させていく方針、ということなんでしょうか。
また、コスト削減実施の背景にOECD国の経済減速が挙げられているので、他の風力発電関連メーカーでは今後どのような対応を採るのか(同様に人員削減も有り得るのか?)という点も、非常に気になるところです。
※当ブログの関連記事:
・スウェーデン「Vattenfall」社が、英国沖に世界最大規模(300MW)の洋上風力発電所「Thanet offshore wind farm」を建設中、2011年秋に完成予定(2010/07/11)
・英国で300MWの洋上風力発電所「Thanet Offshore Wind Farm」が完成(2010/09/26)
・パテント・リザルト社が日本国内での風力発電関連特許の「総合力ランキング」を発表、1位は独「ENERCON」創業者のAloys Wobben氏(2011/06/29)
・Vestas社の2011年1-6月期は、欧米での風力発電需要が増加、また固定費削減により損益を大幅改善(2011/08/19)
(ニュース記事)
・風力発電のベスタス、2335人削減へ-米国で1600人追加カットも(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXOFG11A1I4H01.html
(Vestas社のサイト内ページ)
・Vestas reorganises to increase customer focus and earnings and to reduce investments required for future growth
http://www.vestas.com/en/media/news/news-display.aspx?action=3&NewsID=2987
上記URL先ページによると、方針の概要は
・背景:
コストを削減し、市場環境の変化への対応能力向上を図る。
(外部要因では特に、OECD国の経済鈍化が影響)
・目標:2012年末までに1億5,000万ユーロ以上のコスト削減
・人員削減:
・解雇予定の人数:2,335人(うちデンマークは1,300人)
雇用形態別の内訳は、
・hourly-paid employees:735人(同550人)
・saralied employees:1,600人(同750人)
(※解雇実施後のVestas社の従業員数は、世界全体で20,400人(うちデンマークは5,300人)となる)
・その他:
米国で税控除措置が失効した場合、更に1,600人を、2012年内に削減する可能性がある。
等となっています。
その他にVestas社では、世界市場の変化に対応するため、
・Turbines
・Global Solutions & Services
・Finences
・Saleses
・Manufactures
の各分野を担当する5人のvice presidentを新たに置く等の組織再編を行い、特に2つのコア事業(「Turbines」と「Global Solutions & Services」)を強化する方針とのことです。
個人的には、解雇予定人数のうちデンマークが半分以上を占めているというのが、まず目に付きましたが、Vestas社としては各地域の市場環境への対応能力を高めるため、本国以外に自社の機能を分散させていく方針、ということなんでしょうか。
また、コスト削減実施の背景にOECD国の経済減速が挙げられているので、他の風力発電関連メーカーでは今後どのような対応を採るのか(同様に人員削減も有り得るのか?)という点も、非常に気になるところです。
※当ブログの関連記事:
・スウェーデン「Vattenfall」社が、英国沖に世界最大規模(300MW)の洋上風力発電所「Thanet offshore wind farm」を建設中、2011年秋に完成予定(2010/07/11)
・英国で300MWの洋上風力発電所「Thanet Offshore Wind Farm」が完成(2010/09/26)
・パテント・リザルト社が日本国内での風力発電関連特許の「総合力ランキング」を発表、1位は独「ENERCON」創業者のAloys Wobben氏(2011/06/29)
・Vestas社の2011年1-6月期は、欧米での風力発電需要が増加、また固定費削減により損益を大幅改善(2011/08/19)
下記URL先ページでは、北海道室蘭市で稼動している「祝津風力発電施設」(1MW、三菱重工業が施工)の発電実績が紹介されています。
(ニュース記事)
・室蘭・祝津風力発電施設、先月過去最高の稼働を記録(室蘭民報)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/01/10/20120110m_01.html
具体的には、
・月別発電量の上位:
・2011年12月:50万9,000kWh(設備利用率68.5%)
・2010年1月:50万1,000kWh(同67.4%)
・2009年1月:45万8,000kWh(同61.7%)
・年間発電量:
・2010年度:292万1,000kWh(設備利用率33.4%)
・2011年度(4月~12月末):202万8,000kWh(同30.7%)
※北海道産業保安監督部の風力発電研究会の調査によると、設備利用率の全道平均は24.5%。
・発電電力の用途と室蘭市の収入:
・自家消費分(白鳥大橋ライトアップ等):2010年度は34万2,000kWh。
※室蘭市では「グリーン電力証書制度」を利用し、年間80万円程度の収入を得ている。
・北電への売電電力量:2010年度は257万9,000kWh。
室蘭市の収入は3,000万円超。
市は、年間の維持管理経費(700~800万円)を引いた残りを、将来の更新に備えて積み立てている。
・風車の広告収入:年間12万円
等の数字、また室蘭市経済部の
・「(2011年度の発電量は)1~3月が順調に推移すれば前年度を上回る勢い」
・「夏は東風、冬は西風と方向が一定しており発電効率が良い。
安定稼働することが重要」
とのコメントも紹介されています。
冬になると設備利用率が大きく跳ね上がっているのが、非常に特徴的で興味深いです。
また、まだ稼動開始から2年程度とはいえ、年間の収入がかなり安定して得られているというのも、非常に魅力的ですが、それだけ設置環境が良く、また設備も信頼性が高い、ということなんでしょうか。
※参考サイト・ページ
・[1]イルミネーションとライトアップ(室蘭市のサイト内)
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org6400/hakucho_light.html
※当ブログの関連記事:
・北海道室蘭市の祝津風力発電施設が、利用率・発電量ともに計画を上回ったとのこと(2011/02/06)
(ニュース記事)
・室蘭・祝津風力発電施設、先月過去最高の稼働を記録(室蘭民報)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/01/10/20120110m_01.html
具体的には、
・月別発電量の上位:
・2011年12月:50万9,000kWh(設備利用率68.5%)
・2010年1月:50万1,000kWh(同67.4%)
・2009年1月:45万8,000kWh(同61.7%)
・年間発電量:
・2010年度:292万1,000kWh(設備利用率33.4%)
・2011年度(4月~12月末):202万8,000kWh(同30.7%)
※北海道産業保安監督部の風力発電研究会の調査によると、設備利用率の全道平均は24.5%。
・発電電力の用途と室蘭市の収入:
・自家消費分(白鳥大橋ライトアップ等):2010年度は34万2,000kWh。
※室蘭市では「グリーン電力証書制度」を利用し、年間80万円程度の収入を得ている。
・北電への売電電力量:2010年度は257万9,000kWh。
室蘭市の収入は3,000万円超。
市は、年間の維持管理経費(700~800万円)を引いた残りを、将来の更新に備えて積み立てている。
・風車の広告収入:年間12万円
等の数字、また室蘭市経済部の
・「(2011年度の発電量は)1~3月が順調に推移すれば前年度を上回る勢い」
・「夏は東風、冬は西風と方向が一定しており発電効率が良い。
安定稼働することが重要」
とのコメントも紹介されています。
冬になると設備利用率が大きく跳ね上がっているのが、非常に特徴的で興味深いです。
また、まだ稼動開始から2年程度とはいえ、年間の収入がかなり安定して得られているというのも、非常に魅力的ですが、それだけ設置環境が良く、また設備も信頼性が高い、ということなんでしょうか。
※参考サイト・ページ
・[1]イルミネーションとライトアップ(室蘭市のサイト内)
http://www.city.muroran.lg.jp/main/org6400/hakucho_light.html
※当ブログの関連記事:
・北海道室蘭市の祝津風力発電施設が、利用率・発電量ともに計画を上回ったとのこと(2011/02/06)
下記URL先ページでは、北海道の山田基博氏(現在93歳)が戦前に開発し、優れた性能から国内に広く普及したという「山田風車」について詳しく解説されています。
(ニュース記事)
・北海道発「エネルギー」は変わるか:第3部 時代よ、ついてこい/2 /北海道(毎日新聞)
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20120103ddlk01040008000c.html
具体的には、
・開発・普及の経緯:
・太平洋戦争の前:
1929年に、北海道・名寄市の山中に住んでいた山田氏(当時小学5年生)が開発。
自動車のエンジンを改造した発電機を稼動させ、裸電球を点灯できた。
その後評判が広まり、山田氏が戦争で徴兵されるまで、北海道の内外で約200台を販売した。
・戦後:
札幌に工場を設置し、本格的な製造を開始した。
・1954年:
北海道庁の性能試験で性能の高さが評価され、補助対象に採用された。
・高度成長期:
送電網の整備が進むにつれて、独立電源の風車は存在感を失っていった。
・1978年:
当時の科学技術庁(現・文部科学省)が策定した「風トピア」計画における小型風車の性能試験で、トップの実績を収めた。
・1981年:発明考案の功績により、山田氏が黄綬褒章を受章。
・現在:
足利工業大学学長の牛山泉氏が、山田風車をモデルとした風車を用いて、アフリカ・ケニアに風車を普及させるプロジェクトに取り組んでいる。
・「山田風車」の概要:
・羽根:
・枚数:2枚
・形状:先端に行くほど太くなる。
・素材:
安価で強度が高いエゾマツに、塗料と布を重ねることで更に強度を高めている。(※戦後の生産品)
・機能面の特徴:
・風の強さへの対応力:
羽根の形状により、
・強風:停止する
・弱い風(約2m/秒程度):よく回転する
との特性が得られる。
・耐久性:
・戦後に製造した風車では、内部の機構を単純化し、故障発生を低減している。
・札幌三越デパート屋上に設置した風車(羽根の角度が変わる仕様)は、1954年9月の洞爺丸台風でも破損しなかった。
・発電能力:100~200kW級(民家の電灯用には丁度良かったとのこと)
・価格:約6万円(戦後に生産した製品)
等の内容が記述されています。
「山田風車」で検索してみたところ、幾つかの資料・ページが見つかりました([1]~[5])。
それらに掲載されている写真を見ると、今回のニュース記事で紹介されている構造の風車の他にも、非常に多様な種類の風車があり、山田氏が相当な創意工夫でもって研究・開発に取り組んでいたことが、強烈に感じられます。
(これらの風車を開発した氏の学歴が小学校のみ、ということにも驚かざるを得ない)
そう言えば私の父(現在約80歳)が「昔は北海道内で風力発電の風車が結構あった」と離していたことがあり、私は「そんな昔から本当にあったのか?」と正直疑っていましたが、今回のニュース記事などを読んでみると、それらは「山田風車」だったのでは、と思われるので、もう少し父に当時の話を聞いてみよう、と考えています。
ともあれ、国内でこのような優れた技術開発が行われていた(しかも在野)のであれば、自然エネルギーに対する関心・また必要性が高まっている現在こそ、改めて見直して活用していく必要があるのでないでしょうか。
※参考サイト・ページ
・[1]山田風車の運転結果
http://ypir.lib.yamaguchi-u.ac.jp/un/file/283/.../UN20030000007.pdf
・[2]山田風車の運転結果
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000980104
・[3]山田風車(ブログ「Cuore d'Oro」内、開発者(山田氏)の娘の方によるブログと思われます。)
http://divarei.blog59.fc2.com/blog-entry-17.html
・[4]山田風車を検索エンジンに(同上)
http://divarei.blog59.fc2.com/blog-entry-18.html
・[5]自然エネルギーで地域おこし(「ウェブマガジン カムイミンタラ」内)
http://rinyu.jp/detail.php?rskey=111200207t01
・[6]Google画像検索での「山田風車」の検索結果
・[6]足利工業大学
http://www.ashitech.ac.jp/
(ニュース記事)
・北海道発「エネルギー」は変わるか:第3部 時代よ、ついてこい/2 /北海道(毎日新聞)
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20120103ddlk01040008000c.html
具体的には、
・開発・普及の経緯:
・太平洋戦争の前:
1929年に、北海道・名寄市の山中に住んでいた山田氏(当時小学5年生)が開発。
自動車のエンジンを改造した発電機を稼動させ、裸電球を点灯できた。
その後評判が広まり、山田氏が戦争で徴兵されるまで、北海道の内外で約200台を販売した。
・戦後:
札幌に工場を設置し、本格的な製造を開始した。
・1954年:
北海道庁の性能試験で性能の高さが評価され、補助対象に採用された。
・高度成長期:
送電網の整備が進むにつれて、独立電源の風車は存在感を失っていった。
・1978年:
当時の科学技術庁(現・文部科学省)が策定した「風トピア」計画における小型風車の性能試験で、トップの実績を収めた。
・1981年:発明考案の功績により、山田氏が黄綬褒章を受章。
・現在:
足利工業大学学長の牛山泉氏が、山田風車をモデルとした風車を用いて、アフリカ・ケニアに風車を普及させるプロジェクトに取り組んでいる。
・「山田風車」の概要:
・羽根:
・枚数:2枚
・形状:先端に行くほど太くなる。
・素材:
安価で強度が高いエゾマツに、塗料と布を重ねることで更に強度を高めている。(※戦後の生産品)
・機能面の特徴:
・風の強さへの対応力:
羽根の形状により、
・強風:停止する
・弱い風(約2m/秒程度):よく回転する
との特性が得られる。
・耐久性:
・戦後に製造した風車では、内部の機構を単純化し、故障発生を低減している。
・札幌三越デパート屋上に設置した風車(羽根の角度が変わる仕様)は、1954年9月の洞爺丸台風でも破損しなかった。
・発電能力:100~200kW級(民家の電灯用には丁度良かったとのこと)
・価格:約6万円(戦後に生産した製品)
等の内容が記述されています。
「山田風車」で検索してみたところ、幾つかの資料・ページが見つかりました([1]~[5])。
それらに掲載されている写真を見ると、今回のニュース記事で紹介されている構造の風車の他にも、非常に多様な種類の風車があり、山田氏が相当な創意工夫でもって研究・開発に取り組んでいたことが、強烈に感じられます。
(これらの風車を開発した氏の学歴が小学校のみ、ということにも驚かざるを得ない)
そう言えば私の父(現在約80歳)が「昔は北海道内で風力発電の風車が結構あった」と離していたことがあり、私は「そんな昔から本当にあったのか?」と正直疑っていましたが、今回のニュース記事などを読んでみると、それらは「山田風車」だったのでは、と思われるので、もう少し父に当時の話を聞いてみよう、と考えています。
ともあれ、国内でこのような優れた技術開発が行われていた(しかも在野)のであれば、自然エネルギーに対する関心・また必要性が高まっている現在こそ、改めて見直して活用していく必要があるのでないでしょうか。
※参考サイト・ページ
・[1]山田風車の運転結果
http://ypir.lib.yamaguchi-u.ac.jp/un/file/283/.../UN20030000007.pdf
・[2]山田風車の運転結果
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000980104
・[3]山田風車(ブログ「Cuore d'Oro」内、開発者(山田氏)の娘の方によるブログと思われます。)
http://divarei.blog59.fc2.com/blog-entry-17.html
・[4]山田風車を検索エンジンに(同上)
http://divarei.blog59.fc2.com/blog-entry-18.html
・[5]自然エネルギーで地域おこし(「ウェブマガジン カムイミンタラ」内)
http://rinyu.jp/detail.php?rskey=111200207t01
・[6]Google画像検索での「山田風車」の検索結果
・[6]足利工業大学
http://www.ashitech.ac.jp/
下記URL先ページでは、福岡県飯塚市のビルメンテナンス業の方が自宅に設置した自家発電設備(太陽光発電+風力発電)について解説されています。
(ニュース記事)
・太陽光と風力、独自に組み合わせ 飯塚市の藤井さん“自宅発電”(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279589
具体的には、
・背景:
設備を設置した方は、
・福島第1原発の事故
・上記事故後の、各地での原発停止
をきっかけに、自宅(新飯塚駅前の商店街にある)の使用電力くらいは自分で賄いたい、と考え、電気工事会社での勤務経験を生かして取り組みを始めた。
・設備:
・太陽電池パネル:2枚
インターネットで注文。
設置コストを安くするため、特注の台車に取り付けている。(日中だけ外に出す)
・風力発電機:2機
インターネットで注文。
・市販の電力変換装置(インバーター)
・蓄電用バッテリー(元はゴルフカートのもの)
等。
・費用:約30万円
・発電能力:フル稼働で1,000W
実際の発電量は、天候に左右される。
しかし、自宅で
・テレビ
・パソコン
・照明
を使用するには十分とのこと。
・経済的メリット:
電気料金(従来は月平均4万円)は、発電設備の導入後には2万4,000~2万6,000円に下がったとのこと。
・今後の予定・目標:
・発電機などを増設して、1日の必要電力を蓄電できるようにする。
・2012年3月までには、余剰電力を売電できるようにする。
等の内容が記述されています。
もともと電気関係の経験・技術を持っている方だから設備を迅速に構築できた、ということはあるとは思いますが、それでも約30万円の設備費用で電気料金を月1万5,000円前後削減したというのは、私も非常に大きな魅力を感じます。
また、太陽電池パネルを住宅屋根に固定せず、移動式にしたことでコストを低減しているというのは、「なるほど」と思いました。
ただ、住宅の場所は駅前の商店街とのことですが、小型とはいえ風力発電用風車の騒音は問題ないのだろうか、というのは、ちょっと気になるところです。
※参考サイト・ページ
・[1]飯塚市(ウィキペディア)
(ニュース記事)
・太陽光と風力、独自に組み合わせ 飯塚市の藤井さん“自宅発電”(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/279589
具体的には、
・背景:
設備を設置した方は、
・福島第1原発の事故
・上記事故後の、各地での原発停止
をきっかけに、自宅(新飯塚駅前の商店街にある)の使用電力くらいは自分で賄いたい、と考え、電気工事会社での勤務経験を生かして取り組みを始めた。
・設備:
・太陽電池パネル:2枚
インターネットで注文。
設置コストを安くするため、特注の台車に取り付けている。(日中だけ外に出す)
・風力発電機:2機
インターネットで注文。
・市販の電力変換装置(インバーター)
・蓄電用バッテリー(元はゴルフカートのもの)
等。
・費用:約30万円
・発電能力:フル稼働で1,000W
実際の発電量は、天候に左右される。
しかし、自宅で
・テレビ
・パソコン
・照明
を使用するには十分とのこと。
・経済的メリット:
電気料金(従来は月平均4万円)は、発電設備の導入後には2万4,000~2万6,000円に下がったとのこと。
・今後の予定・目標:
・発電機などを増設して、1日の必要電力を蓄電できるようにする。
・2012年3月までには、余剰電力を売電できるようにする。
等の内容が記述されています。
もともと電気関係の経験・技術を持っている方だから設備を迅速に構築できた、ということはあるとは思いますが、それでも約30万円の設備費用で電気料金を月1万5,000円前後削減したというのは、私も非常に大きな魅力を感じます。
また、太陽電池パネルを住宅屋根に固定せず、移動式にしたことでコストを低減しているというのは、「なるほど」と思いました。
ただ、住宅の場所は駅前の商店街とのことですが、小型とはいえ風力発電用風車の騒音は問題ないのだろうか、というのは、ちょっと気になるところです。
※参考サイト・ページ
・[1]飯塚市(ウィキペディア)
・四国電力
・中部電力
・北陸電力
・関西電力
・中国電力
・九州電力
の6社が2011年12月22日、
・既存の送電線を活用し、電力を相互に融通し合うことで、風力発電の導入量拡大を図る。
との方針で合意したことを、発表したとのこと。
(ニュース記事)
・風力発電で20万キロワット増強へ/四電など6社(四国新聞)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20111223000105
・60Hz地域の電力6社が、風力発電の導入枠拡大で協力~北陸/四国電力の調整力を強化し、現状の2倍を目指す(AV Watch)
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20111226_501751.html
・風力発電拡大へ電力6社連携
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112230058.html
(各社のサイト内ページ)
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(四国電力)
http://www.yonden.co.jp/press/re1112/1179792_1528.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(北陸電力)
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/11122201.pdf
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3174328_6926.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(関西電力)
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/1222-1j.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(中国電力)
http://www.energia.co.jp/press/11/p111222-3.html
上記URL先ページによると、今回の提携の概要は、
・基本的な枠組み:
風力発電の導入を拡大することで、出力変動に対応するための調整力に余裕が無くなる会社から、地域間連系線を通じ、余力のある他社に電力を送電することで調整力を確保し、風力発電の導入拡大を図る。
・先行した取り組み:
風力発電の導入拡大により調整力に余裕が無くなることが見込まれる
・北陸電力
・四国電力
から、系統容量が比較的大きい
・中部電力
・関西電力
に電力を送電することで、北陸電力・四国電力が調整力を確保することについて、具体化の検討を行う。
これにより、両社の各エリアの風力発電導入量を、各20万kW程度拡大(従来より倍増)することを目指す。
(具体化の検討が終了次第、風力発電事業者の受付を行う予定)
・今後の方針:
中西日本6社では引き続き、風力発電導入量の更なる拡大に向けて取り組む。
等となっています。
福島第一原発事故後の各種情勢・世論の変化も背景にあるとは思いますが、自然エネルギー発電への対応力アップ・導入拡大のために、地域が異なる電力会社が協力する動きが出てきていることは、非常に興味深いです。
来年は固定価格買取制度の導入が予定されているので、日本国内の自然エネルギー活用を活発化させる意味でも、各電力会社の提携による今後の取り組みに、強く注目・期待したいです。
※参考サイト・ページ
・[1]九州電力
http://www.kyuden.co.jp/
※当ブログの関連記事:
・北海道電力が風力発電20万kW分の新規買取募集を行う予定、東京電力への送電と風力発電の出力制御技術による実現を目指す(2011/10/06)
・東北電力が風力発電設備の新規募集要綱を発表、「自治体風力」枠が20万kW・「一般枠」が30万kW(2011/11/19)
・中部電力
・北陸電力
・関西電力
・中国電力
・九州電力
の6社が2011年12月22日、
・既存の送電線を活用し、電力を相互に融通し合うことで、風力発電の導入量拡大を図る。
との方針で合意したことを、発表したとのこと。
(ニュース記事)
・風力発電で20万キロワット増強へ/四電など6社(四国新聞)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20111223000105
・60Hz地域の電力6社が、風力発電の導入枠拡大で協力~北陸/四国電力の調整力を強化し、現状の2倍を目指す(AV Watch)
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20111226_501751.html
・風力発電拡大へ電力6社連携
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112230058.html
(各社のサイト内ページ)
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(四国電力)
http://www.yonden.co.jp/press/re1112/1179792_1528.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(北陸電力)
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/11122201.pdf
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3174328_6926.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(関西電力)
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/1222-1j.html
・中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みについて(中国電力)
http://www.energia.co.jp/press/11/p111222-3.html
上記URL先ページによると、今回の提携の概要は、
・基本的な枠組み:
風力発電の導入を拡大することで、出力変動に対応するための調整力に余裕が無くなる会社から、地域間連系線を通じ、余力のある他社に電力を送電することで調整力を確保し、風力発電の導入拡大を図る。
・先行した取り組み:
風力発電の導入拡大により調整力に余裕が無くなることが見込まれる
・北陸電力
・四国電力
から、系統容量が比較的大きい
・中部電力
・関西電力
に電力を送電することで、北陸電力・四国電力が調整力を確保することについて、具体化の検討を行う。
これにより、両社の各エリアの風力発電導入量を、各20万kW程度拡大(従来より倍増)することを目指す。
(具体化の検討が終了次第、風力発電事業者の受付を行う予定)
・今後の方針:
中西日本6社では引き続き、風力発電導入量の更なる拡大に向けて取り組む。
等となっています。
福島第一原発事故後の各種情勢・世論の変化も背景にあるとは思いますが、自然エネルギー発電への対応力アップ・導入拡大のために、地域が異なる電力会社が協力する動きが出てきていることは、非常に興味深いです。
来年は固定価格買取制度の導入が予定されているので、日本国内の自然エネルギー活用を活発化させる意味でも、各電力会社の提携による今後の取り組みに、強く注目・期待したいです。
※参考サイト・ページ
・[1]九州電力
http://www.kyuden.co.jp/
※当ブログの関連記事:
・北海道電力が風力発電20万kW分の新規買取募集を行う予定、東京電力への送電と風力発電の出力制御技術による実現を目指す(2011/10/06)
・東北電力が風力発電設備の新規募集要綱を発表、「自治体風力」枠が20万kW・「一般枠」が30万kW(2011/11/19)
三重県津市が、風力発電施設「久居榊原風力発電」における直営の風車4基を、2012年以降に民間企業に売却する方針を決定したとのこと。
(ニュース記事)
・風力発電施設売却へ 4基修繕費増、利益見込めず 津市(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20111222-OYT8T00041.htm
上記URL先ページと津市のサイト[3]によると、まず該当施設の概要は
・最大出力:計3,000kW
・年間発電量:最大約480万kWh(約2,400世帯分の年間電力消費量に相当)
※ニュース記事と津市のサイトで、数字が異なっています。
・風車:
・最大出力:750kW
・大きさ:
・タワーの高さ:50m
・ローターの直径:50m
・地上から最高部までの高さ:75m
・風力発電装置:オランダ「LAGERWEY(ラガウェイ)」社の「LW50/750」
・全体工事:「NKK」社が施工
・整備事業費:8億7,600万円
・工事期間:1998年2月~1999年4月
・運転開始時期:1999年5月
・その他:
自治体としては初の売電目的の風力発電施設で、完成後8ヶ月間は、全国から月平均70件の視察を受けていた。
というもの。
今回の売却方針の背景・理由として、記事では市環境政策課による
・施設の維持管理費:年間4,200万円
・利益:
・2006年・2009年:1,500万円
・2010年度:約60万円
と、これまで赤字になったことは無いが、老朽化に伴う修繕費などが年々増加して利益は減っている。
2011年度は、2基が故障で停止しており赤字になる見通し。
・2基の修繕費用:6,000万~8,000万円の見込み(市は修理を見送っている)
との状況が紹介されており、市では行財政改革の一環として、一般競争入札により本施設を民間企業に売却することにしたとのことです。
最初の整備事業費を考えると、黒字が続いていたとはいえ、初期費用の償却にはほど遠いと感じざるを得ず、更に約10年経過で半分の風車が故障・停止したとのことで、少なくとも収支の面では、事業としての現実性は非常に厳しい、と考えざるを得ません。
寂しくはありますが、これも日本の風力発電の実例の1つとして受け止める必要がある、とも考えます。
またメンテナンスや修理の容易化、また関連産業の発展という意味でも、今後の国内風力発電施設には国内メーカー製品の採用が進むことを、期待したいところです。
※参考サイト・ページ
・[1]久居榊原風力発電施設の概要(津市のサイト内)
http://www.info.city.tsu.mie.jp/modules/kankyosesakuka/article.php?articleid=100
・[2]久居榊原風力発電施設(青山高原ウインドファーム)(「三重県観光連盟」のサイト内)
http://www.kankomie.or.jp/spot/detail_6556.html
・[3]久居榊原風力発電施設(三重県のサイト内、ライブカメラあり)
http://www.eco.pref.mie.lg.jp/livecam/04.htm
・[4]青山高原ウインドファーム
http://www.awf.co.jp/
・[5]Lagerwey
http://www.lagerwey.nl/
(ニュース記事)
・風力発電施設売却へ 4基修繕費増、利益見込めず 津市(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20111222-OYT8T00041.htm
上記URL先ページと津市のサイト[3]によると、まず該当施設の概要は
・最大出力:計3,000kW
・年間発電量:最大約480万kWh(約2,400世帯分の年間電力消費量に相当)
※ニュース記事と津市のサイトで、数字が異なっています。
・風車:
・最大出力:750kW
・大きさ:
・タワーの高さ:50m
・ローターの直径:50m
・地上から最高部までの高さ:75m
・風力発電装置:オランダ「LAGERWEY(ラガウェイ)」社の「LW50/750」
・全体工事:「NKK」社が施工
・整備事業費:8億7,600万円
・工事期間:1998年2月~1999年4月
・運転開始時期:1999年5月
・その他:
自治体としては初の売電目的の風力発電施設で、完成後8ヶ月間は、全国から月平均70件の視察を受けていた。
というもの。
今回の売却方針の背景・理由として、記事では市環境政策課による
・施設の維持管理費:年間4,200万円
・利益:
・2006年・2009年:1,500万円
・2010年度:約60万円
と、これまで赤字になったことは無いが、老朽化に伴う修繕費などが年々増加して利益は減っている。
2011年度は、2基が故障で停止しており赤字になる見通し。
・2基の修繕費用:6,000万~8,000万円の見込み(市は修理を見送っている)
との状況が紹介されており、市では行財政改革の一環として、一般競争入札により本施設を民間企業に売却することにしたとのことです。
最初の整備事業費を考えると、黒字が続いていたとはいえ、初期費用の償却にはほど遠いと感じざるを得ず、更に約10年経過で半分の風車が故障・停止したとのことで、少なくとも収支の面では、事業としての現実性は非常に厳しい、と考えざるを得ません。
寂しくはありますが、これも日本の風力発電の実例の1つとして受け止める必要がある、とも考えます。
またメンテナンスや修理の容易化、また関連産業の発展という意味でも、今後の国内風力発電施設には国内メーカー製品の採用が進むことを、期待したいところです。
※参考サイト・ページ
・[1]久居榊原風力発電施設の概要(津市のサイト内)
http://www.info.city.tsu.mie.jp/modules/kankyosesakuka/article.php?articleid=100
・[2]久居榊原風力発電施設(青山高原ウインドファーム)(「三重県観光連盟」のサイト内)
http://www.kankomie.or.jp/spot/detail_6556.html
・[3]久居榊原風力発電施設(三重県のサイト内、ライブカメラあり)
http://www.eco.pref.mie.lg.jp/livecam/04.htm
・[4]青山高原ウインドファーム
http://www.awf.co.jp/
・[5]Lagerwey
http://www.lagerwey.nl/
「矢野経済研究所」が、レポート「新エネルギー用パワーコンディショナー市場に関する調査結果 2011」を発表したとのこと。
(ニュース記事)
・矢野経済研究所、国内新エネルギー用パワーコンディショナー市場の調査結果を発表(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=299513&lindID=4
(矢野経済研究所のサイト内ページ)
・新エネルギー用パワーコンディショナー市場に関する調査結果 2011
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000889
上記URL先ページによると、このレポートは
・太陽光発電
・風力発電
・燃料電池
の発電システム(住宅用・産業用)に用いられるパワーコンディショナーの市場について調査を行ったもので、このうち風力発電向けについては、
・2011年度は、中小型機の普及が進まず、目立った需要は確認できない。
・独自にシステムを提案するメーカーもあり、新しい発電手段として今後の普及が期待される一面もある。
しかし、
・日本では地理的な問題から、導入が難しいとみられている
・電力の出力変動の幅が大きい
等、要求される性能が太陽光発電向けとは異なっているため、パワーコンディショナーの応用先としては、メーカーにより期待度に温度差が見られる。
といった状況が紹介されています。
今回のレポートはパワコン市場を対象とするものですが、それでも国内の風力発電需要の停滞も伺え、興味深いのと同時に残念な感があります。
ただ正直私としては、太陽光発電システムと比べると(安全性や騒音の面から)国内での風力発電の一般住宅への普及は難しいのでは、と考えざるを得ません。
とは言え他方で、優れた小型・中型機の開発・製品化にも期待したいので、やはり今後の市場動向に注意を払っていきたいと思います。
(ニュース記事)
・矢野経済研究所、国内新エネルギー用パワーコンディショナー市場の調査結果を発表(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=299513&lindID=4
(矢野経済研究所のサイト内ページ)
・新エネルギー用パワーコンディショナー市場に関する調査結果 2011
http://www.yano.co.jp/press/press.php/000889
上記URL先ページによると、このレポートは
・太陽光発電
・風力発電
・燃料電池
の発電システム(住宅用・産業用)に用いられるパワーコンディショナーの市場について調査を行ったもので、このうち風力発電向けについては、
・2011年度は、中小型機の普及が進まず、目立った需要は確認できない。
・独自にシステムを提案するメーカーもあり、新しい発電手段として今後の普及が期待される一面もある。
しかし、
・日本では地理的な問題から、導入が難しいとみられている
・電力の出力変動の幅が大きい
等、要求される性能が太陽光発電向けとは異なっているため、パワーコンディショナーの応用先としては、メーカーにより期待度に温度差が見られる。
といった状況が紹介されています。
今回のレポートはパワコン市場を対象とするものですが、それでも国内の風力発電需要の停滞も伺え、興味深いのと同時に残念な感があります。
ただ正直私としては、太陽光発電システムと比べると(安全性や騒音の面から)国内での風力発電の一般住宅への普及は難しいのでは、と考えざるを得ません。
とは言え他方で、優れた小型・中型機の開発・製品化にも期待したいので、やはり今後の市場動向に注意を払っていきたいと思います。
